日本画家 牧野伸英 公式サイト
境内の鯉
サイズ | 6号 |
鯉は日本画で描き尽くされたテーマではありますが、やはり魅力的なモチーフです。
形の美しさや、それが水にゆらぐ面白さに魅かれて取り組みましたが、
本制作よりも写生や下図にかなり時間がかかりました。
轍
サイズ | 40号 |
制作年 | 2017年 |
第72回春の院展入選 |
わだちにはそこを通った車や人の、まさに足跡が記されていて面白いです。
最近ではこんなぬかるみの道が少なくなり、あちこち探し回りました。
当初は歩いてゆく人物を入れた構図だったのですが、試作の段階で徐々に周囲をカットしてこうなりました。
コモロスミレ(素描)
希少な八重咲きの「コモロスミレ」は小諸市で発見され、市の天然記念物に指定されています。
最近では見かけることが少なくなってしまいましたが、何気ない歩道脇に花を開いていたりします。
小諸動物園(素描)
小諸城址懐古園内にあるこの動物園は大正15年に開園し、長野県で最古なんだそうです。
あまり多くの費用をかけていないとみえ、
アクセスの坂道は雨が降ったりするとぬかるみになってしまいますが、
飼育員の皆さんはとても親切で、随所に工夫がされていて
動物たちに対する大きな愛情が感じられます。
浅間山(素描)
小諸市にある高原美術館の裏手には飯綱山という丘があり、
浅間山の良い展望所として知られています。
市内をほんの少し移動するだけで山容が変化することが、小諸から見る浅間山の面白さです。
小諸八重紅枝垂
サイズ | 100号 |
制作年 | 2014年 |
故郷の小諸には「小諸八重紅枝垂」という固有品種名がつけられた桜があります。
小諸城跡に咲くその花の満開時期に偶然行き当たり、写生しました。
この作品は地元の町から請われて描き、公民館に展示していただいています。