胡粉を洗ったりして画面が寝ぼけてきたので、
印をつけている範囲のあたりの緑色を濃くします。
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中央部の葉をあらためて白く胡粉で彩色。
絵の具を下塗りしたときに盛り上がりが過ぎた部分をペーパーがけしています。
理由はいくつかあり、
あとで仕上げ塗りする際に調子を滑らかにしたいこと、
表面の膠分を減らすことで画面の突っ張りを抑えたいこと、
埋もれてしまったバックの葉を少しでも出したいこと などです。
朝日新聞厚生文化事業団がおこなっている
「朝日チャリティー美術展」に作品を出品しています。
この展覧会の収益は朝日新聞厚生文化事業団が行っている社会福祉事業、
被災地支援活動に役立てられます。
どうぞご賛同いただき、ご支援いただきますようお願い申し上げます。
詳細は牧野伸英公式サイトの「News」をご覧ください。
乾き待ちの間に小品制作。
これは砂子を蒔いた紙に描いています。
緑色の葉を濃くしていきます。
やり過ぎるとバランスをくずして修正することになり
せっかく刷毛塗りして整えた調子を損ねるので、ここは慎重に。
離れては描き、描いては離れ、の繰り返しです。
雰囲気が出てきたところで強弱を付けながら葉を塗り重ねてゆきます。
常に離れて全体を見ながらバランスをとりつつ描写してゆくのですが、
最も面白くやりがいを感じる工程です。
何度か刷毛塗りを重ねて雰囲気作り。
いまのところ思うように行ってるけれど、
下のほうの葉を小下図通り白っぽくするか、予定を変えて現状のように緑色に埋もれさせるか、思案どころ。
雀の部分はでこぼこしていると描きにくいので、葉を洗い取っておきます。
下塗り完了!
基礎の土台と骨組みができたってところですね。
これから刷毛塗りで絵の具をかぶせてゆきます。
屋根と外壁を作ってゆく感じかな。
過日「こものみ市」で用意された「こも」(実際は畳オモテです)を活用。
日本画の画材に似合うわ〜。
ようやく最終レイヤーの転写を終えました。
下塗りを重ねてゆきます。