
空の色が思うようにならず、結局レタッチです。
少し鮮やかさを落としました。
日本画家 牧野伸英 公式サイト

空の色が思うようにならず、結局レタッチです。
少し鮮やかさを落としました。

山ひだの部分を刷ったらなんとか作品として成立しそうな見通しに。
あとは下の部分の樹木と家並みでメリハリを付けたい。

版ずれした箇所などはレタッチして修正しています。
これなら版にせず最初から描いてしまったほうがいいのでは?
と思うことも多々あり。
最後は「木版多色刷り手彩色」になるかも(笑)

空の色にボカシをかけるためにぬぐっているところです。
色数が増えてきたところで、油断すると版ずれがおこるので作品を破棄することが増えてきました。
どうも歩留まりが悪いです。

2版目の刷り重ね。
本来は版ずれの防止などの理由で、用紙を濡らしたまま刷ってゆくのですが、
手順の都合などにより乾いた紙にそのまま刷っています。

刷り始め!
と思ったら絵の具の色数が足りなくて画材店に走ったりしていて、
ようやくこぎつけた第1版。

彫りに慣れてきたところで今回の山場である
山ひだの部分に取りかかりました。
細かいけれど他の版とずれると困る部分がわずかなので、気は楽です。

主版を貼った上から本刷りの版を彫り、あとで主版は剥がします。もう失敗できない!
赤い矢印は刷るときにどこまでグラデーションをかけるかの目印です。

これは学童用の彫刻刀なのでたいした切れ味ではないかもしれません。
なので研いでみたけれど丸刀の研ぎはコツをつかむのが難しいですね。
ようやくわかってきたのは、版木を浅く彫るときのような角度で研ぐこと。特に中央部は。
考えてみれば当たり前かもしれないけれど・・・
庖丁を研ぐのと比べると相当浅い角度です。

さて、ようやく本刷りの彫り。
版木に糊と白い絵の具を塗り、裏返した主版を貼りました。
乾いたら彫り始めます。

これを裏返して本刷りの版木に貼り、下絵として彫るわけです。
なので薄い和紙を使っています。

主版(おもはん)の墨刷り。
まぁこんなもんかな。これは作品になるわけではないので。
