岩絵の具を薄く流したり、乾いた上にまた流したり、作業を繰り返すとこういう調子がつきます。日本画にはさまざまな表現がありますが、私は大作・・・ 特に院展のように作品同士が並ぶ場で勝負しなければならないときは、画面に強さを出すためにこのような下仕事を繰り返します。単調にならないよう、間延びしないよう、しかもうるさく重苦しいだけにならないよう、これまで実践してきた経験を生かしながら進めてゆくわけです。