岩絵の具で彩色を始めるにあたって、天然緑青を焼いています。
黄色に近似した金箔の色に対して緑青は青く見えすぎてしまうので、焼くことで色調を調整します。
人それぞれ流儀があると思いますが、私は何段階かに焼いたものと、元の絵の具を混合することが多いかな。

絵の具にもよりますが、膠で溶いたあとアクや不純物を取り除くので目減りしてしまいます。