日本画家 牧野伸英 公式サイト
鷺草
サイズ | 2号 |
なかなか手に入らなかった鷺草の苗をようやく植えることができ、描きました。
ちょうど姫路での個展が開かれることになっていたので、
白鷺城にかこつけて出品したものです。
鷺草は姫路市の市花でもあるのですね。
花菖蒲
サイズ | 12号 |
きれいに咲いた花の部分だけ描くのではなく、その生命を描くのだと教えられてきました。
根っこから養分を吸い、それが葉の光合成によって充実して1年後にやっと花が咲くのです。
そんな営みを描き切りたいと願っています。
涼秋
サイズ | 8号 |
東京の町田市には立派なダリア園があり、何度か写生に通ったものです。
人の 顔よりずっと大きな花が咲いていたり、色とりどりで形もさまざまなダリアは
モチーフとしてとても興味をそそられるものです。
初秋のダリヤは静かな園内でひっそりと咲き、
牡丹園のような華やかなにぎわいとは違う情緒がありました。
酔芙蓉
サイズ | 10号 |
朝は白く咲いたはずなのに午後の時間になるとピンク色に染まってゆく不思議な花を
知り合いのお宅で初めて目にして美しさに打たれました。
翌年の初夏に新芽を分けていただいて挿し木で育てたものが
そのうち花を咲かせ、毎年楽しむことができるようになったのですが、
酔芙蓉は一度根がつくとたいへん丈夫なもので、あっという間に大株になり
毎年大きく枝を伸ばす厄介者になってしまいました。
デンドロビウム
サイズ | サムホール |
ランの中でもデンドロビウムが好きですが、
これは「宇久須」という、西伊豆の地名にちなんだ品種です。
今はもう廃園になってしまったランの里の売店でひと目惚れし、
大事に持ち帰って写生しました。
雨間
サイズ | 8号(45.5×33.3cm) |
墨はとても魅力的な画材で、
水で薄めたり濃くしたり、あるいはにじませたりすると
さまざまな表情を見せてくれます。
雨のしっとりとした雰囲気を水墨の表現に託して描きました。