日本画家 牧野伸英 公式サイト
往き交う
サイズ | 150号変形 |
制作年 | 2014年 |
第99回秋の院展 奨励賞受賞 |
広場を行き交う人々をずっと眺めていると、待ち人と会えて嬉しそうに話す人や
じっとスマートフォンを操作している人など、それぞれの人生があることを感じます。
場所は渋谷の駅前で、ハチ公のいる近くです。
行き交う人
サイズ | 20号 |
制作年 | 2014年 |
第23回無名会展 |
雑踏を眺めているのが好きで、見ているうちに人物のフォルムの重なり合いは
なんと美しいのだろうと思います。
これは新しくなった品川駅のコンコースを描いたもので、
ここを見下ろすスターバックスの席に陣取って人物のクロッキーを繰り返しました。楽しい時間です。
カクテル
サイズ | 8号 |
薔薇の品種「カクテル」は、その名の通り咲き具合によって花の色が変化し、
ひとつの株にさまざまな色が混在して美しい姿を見せてくれます。
花の鮮やかな色合いを再現するのは難しいことですが、
日本画の絵の具の発色に頼って表現しました。
6番線17時27分発
サイズ | 40号 |
制作年 | 2014年 |
第69回春の院展入選 |
電車が駅に着き人が乗り降りするのを眺めていると、その動きや光と影のコントラストをおもしろく感じます。
スケッチしている間にも、いくつもの人生が乗っては降り、目の前を過ぎ去ってゆきます。
それはつかもうとしても叶わず、ただ傍観することしかできないのかもしれません。
大島桜(素描)
仕事で頻繁に通う伊豆半島ではさまざまな種類の桜を楽しむことができます。
時期になると周囲の山がピンクや白に染まり、まるで桃源郷のようです。
大島桜もよく見かけるのですが、写生に時間がかかるのでなかなか描くチャンスがありませんでした。
日差しの中へ
サイズ | 150号変形 |
制作年 | 2013年 |
第98回秋の院展 奨励賞受賞 |
この当時は床への映り込みと人物のシルエットの対比の美しさを表現しようと試みていた頃で、
たまたま旅行で訪れた日光の宿のスポーツ施設を写生して制作しました。