街の灯
サイズ | 150号変形 |
制作年 | 2000年 |
第85回秋の院展入選 |
JR町田駅のホームから見える雑居ビルのネオンが美しく感じられ
シルエットにした人物との対比で描きました。
作品をよく見ていただくと、実はそれらのネオンサインの文字を好き勝手に変えているところがあります。
日本画家 牧野伸英 公式サイト
街の灯
サイズ | 150号変形 |
制作年 | 2000年 |
第85回秋の院展入選 |
JR町田駅のホームから見える雑居ビルのネオンが美しく感じられ
シルエットにした人物との対比で描きました。
作品をよく見ていただくと、実はそれらのネオンサインの文字を好き勝手に変えているところがあります。
バイト帰り
サイズ | 150号変形 |
制作年 | 1999年 |
第84回秋の院展入選 |
秋の院展に応募する前には、作品の小さい試作を師匠に見ていただく
「研究会」という集まりが開かれていました。
その研究会に持ち込んだ小下図がボツになり、
ぼう然としながら帰る電車の中で頭にひらめいたのがこのテーマでした。
確かそのまま東急田園都市線の長津田駅まで写生に向かった記憶があります。
人物は後日写生したものですが、モデルは当時勤めていた学校の教え子です。
作品は現在、長野市の水野美術館に所蔵されています。
深夜営業
サイズ | 150号変形 |
制作年 | 1998年 |
第83回秋の院展入選 |
夜のコンビニを描こうと夜中に散々バイクで探し回り、でも結局描いたのは
ごく近所、たまプラーザ駅近くのセブンイレブンでした。
当時は絵の中にいろいろ遊びを仕込んで、自分の好きな野球チームの見出しをつけた新聞や
バイク雑誌などを勝手に描き込んだものです。
月光
サイズ | 150号変形 |
制作年 | 1997年 |
第82回秋の院展入選 |
制作の関心がバイクから街並みへ向かっていた頃の作品です。
住んでいた東急田園都市線沿線のNTTの大きなアンテナが気になり、
夜空を表現するテーマとして描きました。
作品は現在、長野市の水野美術館に所蔵されています。
突
サイズ | 69×144cm |
制作年 | 1997年 |
第52回春の院展入選 |
この頃春の院展は長野市でも巡回展が開催されており、
出身地ということで、入選すれば必ず長野東急百貨店で陳列されていました。
地元で多くの皆さんにご覧いただけるのは嬉しいもので、
「見に行ったよ」と、よく知人から連絡をいただきました。
残念ながら現在は長野県での巡回展はおこなわれなくなっています。
鈴木荘102号室
サイズ | 40号 |
制作年 | 1995年 |
第50回春の院展入選 |
人が暮らしている生活感に魅かれて描きました。
人物を画面に描かずにその人柄を想起させるような表現に興味をもちはじめた頃です。
自分と同じような若者(当時!)が住んでいそうなアパートでしたから、
自分のアパートの部屋番号を画題につけました。
なお、停まっているバイクは SUZUKI WOLF です。
冬の宵
サイズ | 30号 |
制作年 | 1995年 |
第4回無名会展 |
幼稚園の教室を借りて絵画教室を開いていたことがありました。
帰り道に見た世田谷(東京都)の夕焼けが心に残り、
師の一門の研究発表展「無名会展」に試作として出品しました。
鋼の墓標
サイズ | 150号変形 |
制作年 | 1994年 |
第79回秋の院展入選 |
バイクのジャンク屋を探して群馬県まで足を運び、
うずたかく積み上げられた処分場にたどりつきました。
バイクの墓場だなと思って描いた作品です。
なぜか今ではこういった処分場が国内から姿を消してしまいました。
廃車
サイズ | 50号 |
制作年 | 1994年 |
第9回東京セントラル美術館日本画大賞展入選 |
友人が乗っていた SUZUKI RG250γを譲り受け、大学生の頃の2年間乗り回していました。
思い入れのあるそれと同じ型のバイクがうち捨てられている光景に出くわし、
細かい部分までこだわって描きました。
駐輪
サイズ | 30号 |
制作年 | 1994年 |
第3回無名会展 |
たまたま見かけた情景にぐっと魅かれるときがあり、
それを描くと割り合いうまくゆくものです。
いつもそんなにうまくゆくわけでないのが残念ですが。
土に還る
サイズ | 40号 |
制作年 | 1994年 |
第49回春の院展入選 |
前年に試作した作品から発展させ、同じ画題で描いたものです。
バイクシリーズも最初は自分の乗っていたものを描き、
次は廃棄され朽ちてゆくもの、そして最後に「再生」につなげて
輪廻転生を描きたいと思うようになりました。