これは学童用の彫刻刀なのでたいした切れ味ではないかもしれません。
なので研いでみたけれど丸刀の研ぎはコツをつかむのが難しいですね。
ようやくわかってきたのは、版木を浅く彫るときのような角度で研ぐこと。特に中央部は。
考えてみれば当たり前かもしれないけれど・・・
庖丁を研ぐのと比べると相当浅い角度です。

さて、ようやく本刷りの彫り。
版木に糊と白い絵の具を塗り、裏返した主版を貼りました。
乾いたら彫り始めます。

これを裏返して本刷りの版木に貼り、下絵として彫るわけです。
なので薄い和紙を使っています。

主版(おもはん)の墨刷り。
まぁこんなもんかな。これは作品になるわけではないので。

主版の彫り完了(だと思う)。
刷ってみないとわからないし修正彫りも生じるはずなので、
これから墨刷りします。

下半期の後援会会報できました。
近日、会員の皆様にお送りいたします。

まだ彫りの途中ですが、天気も良いので
先行して主版(おもはん)を刷るための薄美濃紙にどうさ引き。念のため表裏両方に。

主版(おもはん)彫り始めました。
まずは「見当」をつくり、周囲をさらいます。

伊豆を紹介した3分ほどの動画です。
私が講師をつとめている教室を運営する、上原美術館も登場します。
楽しい内容ですのでぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=XWhFodvfySE

下絵をトレペに描き写し、裏返して版木に転写。
念紙でなくカーボン紙使ってます。
日本画の場合はカーボン紙は相性良くないけれど、版木には問題なし。
とてもくっきり写ってGOOD!。

ようやく木版画再開で、作業板を作成しました。
机に引っかけた作業板に版木を当てて、彫る際に動かないようにするのです。
これがないととても大変。

そろそろ木版画の制作にとりかかりたいところですが、
偶然「吉田博」さんの作品に触れることがあり、画集を手に入れました。
なかなかすごい作品群ですね。あまり知らずに不勉強でした。
物故作家ですが海外でもいまだに人気なのだそうで。