9月に八王子で開催される、日本画教室作品展の要項です。
これを元に受講者の皆さんと準備を進めてきました。
開催についてはあらためてご案内します。

画集のほうは作品の画像処理が終わって、
コメントと共に InDesign へ配置。
楽勝!と思っていたのは大間違いで、
実作品のサイズによって画集への掲載サイズを考慮しないとならないことに気付きました。
ヨコ向きの大作とタテ向きの小品では、双方ともめいっぱいに配置してしまうとおかしなことになっちゃうし・・・
そういった按配はやはり手慣れたプロに比べるとおぼつかなくて、本を作るって大変だなと実感してます。

白麻紙が一部ドウサ抜けしていたので、
あらためてドウサ引き。
ドウサ(礬水)は薄めた膠液に生みょうばんを加えて作ります。
みょうばんは膠を固める性質があるので、
それを利用して和紙のにじみ止めや、定着が悪かった絵の具を止めるのに利用します。

制作に向けて白麻紙を用意。
白麻紙は厚さがあまりないので裏打ちします。

画集用の作品のうち必要なスキャン作業はひと通り終わり、画像処理に入ってます。

右がD700で撮影してあった作品画像で、左は4×5のポジをスキャンしたもの。
サムネールではわかりづらいと思いますが解像度の違いは一目瞭然で、
これならページいっぱいの商業印刷に耐えます!

ひたすらスキャン。
48bit 最大解像度で読み込んでるので、時間かかるかかる。

透過原稿スキャナーのホルダーにポジをセットしたところ。
4×5サイズはいちどに2枚ずつスキャンするらしい。

画集用のデータ解像度問題。
結局メルカリで4×5サイズのポジをスキャンできる透過原稿スキャナーをゲットしました。
中古でしかも型落ちなので比較的安く手に入り、良かったです。

まあ完成かな。
あと落款。

お客様のリクエストによる、特注仕様の額縁です。
木地の隙間に布地が仕込んであり、品のある落ち着いた雰囲気がいいですね。
これから額装します。

国立科学博物館のクラウドファンディングは大成功でしたね。
私も画集の出版費用をクラファンで募ることにしました。
4億円も集める必要はないけれど、リターンにはどんな付加価値がいいかな。
金額に応じて絵を差し上げることくらいしか思いつかないですが、
何かいいアイディアや欲しい物があったら教えてください。