指先まで盛り上げ。やみくもに厚塗りになることは避けるべしと、何かの技法書で読んだ気がします。私の場合は大作に画面の強さを与えるため、盛り上げ塗りのあとさまざまな描法を加えてゆきます。ですので盛り上げ作業が終わるまでの全てが下仕事とも言え、制作期間の半分を過ぎた今も下仕事を続けていることになります。